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テレビと映像配信、10年の変化
・10年以上前に、これからのメディアは"リアルタイム、パッケージ不要、マスから個人へ"というトレンドを書きました。今、それが現実になりつつあります。ニュースはテレビよりリアルタイムのネット、DVD・Blu-rayの退場、そしてオンデマンド映像メディアの台頭‥‥。
・テレビが12年目で故障し(多分基板が経年劣化で接触不良)映らなくなりました。液晶に比べて応答性のいいプラズマTVは、自発光なのでエッジが効いて黒が真っ黒と好きだったのですが、今やそれを引き継いだ有機ELの時代です。
・映像環境も変わりました。まず観るべきTV番組が芸人のバラエティーだらけで、ニュース以外ほぼありません。そのニュースですらほぼネットで見たことの後追いです。さらに近所に TSUTAYAがなくなったのが象徴しているように、DVDやブルーレイも借りなくなりました。
・替わってディスプレイを占領しているのはネットフリックスやAmazonプライム、YouTubeなどの映像配信サービスです。これらのサブスクはネットニュースやドキュメンタリーもあるので、チューナーのないディスプレーだけでいい時代がすぐそこに来ています。
・50インチ弱のやや小さめの有機EL(放送の画素数は決まっているので小さいほど高精細。未だに20年以上前のソニー11インチELが一番美しい)はパナソニック、東芝、ソニーとありますが、ソニーのブラビアを選択。撮影した4Kフライフィッシング映像の毛鉤がようやく鑑賞できました。地震対策もあって前と同様に壁面取り付けです。
・この10年の変化に感銘です。デッキが不要になり、録画はUSBのフラッシュメモリーです(記録した個人映像DVDはパソコンで)。画面から音が出るのでスピーカーのスペースが要りません。結果、電源と電波だけになり、テレビ周りに何もなくなりました。ワイヤレスの骨伝導イアホンを使っていますが、送信機は裏に留めました。
・リモコンはテレビチャンネルより大きく主張しているのが配信サービスのボタン。なのでリモコン1本で番組、配信動画、録画をコントロールできます(右が今まで)。ただしソニーの開発者は高齢者を無視しているようで、文字が小さく混雑していて使いにくい。タッチパネルや音声コントロールなどの"直感"仕様になぜしなかったんでしょうか。
次号3月27日月曜日
by 2023.03.24