・入浴剤の市場規模は年間540億円ほどで、伸びているといいます。冬の間はより温まり、寝付きが良くなることで使う人が多いと思いますが、最近は炭酸系が人気だそうで、ドラッグストアにたくさん並んでいます。

・泡立ちが＂シュワシュワ＂といかにも効果がありそうなんですが、薬用となると「重炭酸入浴剤」が気になります。投入しても泡が立たず、煙のように立ち上って炭酸が出ているのかどうかわからないくらいですが、一般炭酸と比べて効果が長持ちするそうで成分が24時間持続だとか。

・湯に溶かすと炭酸ガスと重炭酸イオンが皮膚から取り込まれ、血管を拡張させて血流が良くなるので、血圧を気にする人向きです。また、深部体温が上がり、それがゆっくり下がることで睡眠を促す効果もあります。これらの効能せいか、価格は高めです。アース製薬の重炭酸入浴剤「BARTH」2750円（10日分）。

https://barth.jp

・炭酸といえばもう一つ。5月に花王が発売した「ピュオーラ」という炭酸歯磨きが話題になり一時品薄になるほどに。半年ちょいで200万本売れたといいます。重曹とクエン酸の反応で炭酸を出すペースト型歯磨きは日本初。

・炭酸泡は隙間に入りやすいので歯間、歯周ポケットの殺菌、洗浄に効果があると書いてあります。使ってみると酸っぱくも苦くもなく、炭酸の効果かどうかわかりませんが、サッパリ感が強いです。

https://www.kao.co.jp/pyuora/tansan/

次号12月29日月曜日