クールシニアのウェブマガジン

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クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:ウクレレ 

ウクレレ+プリアンプ

・ウクレレでピックアップを使う場合、プリアンプは必須、特にピエゾタイプのピックアップをつけている場合は。最近のピエゾは性能が上がっていますが、それでもプリアンプで出力を上げる必要があります。

 

・ウクレレらしく軽やかでかつ艶のある音に仕上げるには、プリアンプの音質調整のイコライザーでイジリます。ウクレレの場合、中音、低音を少し下げ、カリカリ音があれば高音部で調整です。

 

・プリアンプの選定ですが、25年以上たくさんトライしてきました。基本的なアコースティック用プリといえばL.R.BAGGSで、種類はたくさんありますが、どれも問題はなかったです。ただし調整が複雑でわかりにくい。左のsession acoustic DIは低中高のイコライザーがないので使わなくなりました。


・過去に使ったプリで一番はHIGHLANDERの「Pro Asoustic Mix DI」(アメリカ製)。イコライザーが低音、中低音、中高音、高音の4種で(実際には使いませんがさらに微調整可)、そして入力が二つあるのでマイクと楽器のピエゾの2系統をミックスできます。アコースティック・ギタリストが愛用している理由です。

 

・ウクレレはほんの少しリヴァーブ(残響音)が入ると艶が出るので、そのエフェクターを必ず付加しています。このHIGHLANDERはリヴァーブのFX(センド&リターン)が使えます。出力アウトはマイクコードと同じバランスアウトも付属。それに雑音が出にくい電池駆動(9V×2)。

 

・いいことづくめですが、残念ながら製造が終了(夫婦で作っていたのですが、離婚したのでやめたと聞きました笑)。まあ20万近くしたのでそれほど売れなかったのかも。

 

・いろいろ試して結果、コンパクト、電池駆動、そしてなによりもわかりやすいことが条件。最近使っているのは英国のHEADWAY MUSIC AUDIO「EDM-1 H.E」。超小型プリアンプで話題になったED-M1の後継機です。イコライザーは低・中・高の3種ですが、中低音のコモリ音を見事にカットするレンジコントロールがあり、楽器名で選択(UKE)できます。

 

・7.8cm×10cm×3cm 280gと一回り大きくなりましたが、リバーブを使用できるエフェクター用のインサート端子が付きました。出力は標準1/4ジャックとバランスDIプラグも付属してます。電池は9V×1ですが、交換にドライバーが必要になりました。39900円(イケベ楽器)。

 

・なお、ライブのステージで優秀なPAがいればウクレレの音も"作ってくれ"ますが、繊細なウクレレのサウンドを出せる人がそういないので自分で音を整える必要が経験上あります。

次号ウクレレ+リヴァーブ

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