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元祖トートバッグと現代版のそれ
・海釣りでボートに乗るので、久しぶりにL.L.ビーンのトートバッグに荷物を入れました。元々ボート&トートと言われていただけに、自立し口が広いので出し入れがしやすいです。コットンは濡れると目が詰まって漏れにくくなり、なにより頑丈なので昔は氷を運んだそうです。
・BE-PALの創刊頃に手に入れたので、約40年前ですが今も現役でビクともしません。この初期のものは柄が写真のように短く、ボートバッグとしては手提げ部分が邪魔にならず、デザインとしてもこっちがベスト(現代版は取っ手が長くなった)。
・このようにだんだんデザインが悪くなるものはたくさんあります。車ならジウジアーロのVWゴルフ、フィアット500、英国のミニ、マツダ初代ロードスター。カメラでもライカのM3(これが完成形。今のMは太り過ぎ)、スマートフォンは最初の、ジョブズがこだわったという裏が丸くカーブしたステンレスのiPhone。
・初代から変わらないものもあります。折りたたみ自転車世界No.1のイギリス製ブロンプトンは1975年から47年間デザインは変わっていません。日頃使っている内装3速モデルは13kgですが(写真)、重量10kgを切ったPラインに続き、今年はチタンフレームとカーボンを多用して7.45kgのTラインを発表と、中身は進化しています。
・日本製にもあります。マキタのハンディークリーナー。デザインが変わらないだけでなく、10年以上前のモデルでもバッテリーやアクセサリーが使えます、プロダクトはこうでなくちゃ。
・L.L.ビーンのトートバッグはオリジナルが、40×36×20cmで718gと重く、車やボート用ではいいですが、街使いは不便です(今のモデルは柄が大きくなり腕が通せる)。
・21世紀のトートバッグはIKEAのクラムビー(メイン写真右)。42×38×15cmとビーンとほぼ同じで、重量は十分の1の70gでしかも249円!。ウルトラライトかつヘビーデューティー&ローコストで半端ないです。
次号9月19日月曜日
by 2022.09.16