クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:日用品 健康 

嘘ではないが言うほどでもない

・ネットを含めて、メディアの情報というのは古今東西、自分で確かめるまで当てにならないことが多いです。食リポも、店の人の前で不味いというはずがない(無料で食べているだろうし)。テレビの世界では世の中旨いものだらけです。

 

・"奇跡の歯ブラシ"というとんでもないキャッチがついている歯ブラシがあったので、取り寄せて使ってみました。中央が高くなった山型テーパー構造&ダブル植毛のブラシで、歯と歯の間の窪みに尖った先端が入るので、撫でるだけでキレイになると言ってます。クラウドファンディング商品です。

 

・使ってみると、なるほどこの先端のせいでよく落ちます。ただ悪くはないけれど、最近流行りの"幅広・薄型・極細"と比べてより優れているとは言い難いです。

 

・また公式サイトにあるビデオを見ると、歯ブラシを歯列に対して横に磨いています。ピラミッド型の尖った部分が歯と歯の間に入るので、汚れが従来物と違い落ちるのだと説明しているのですが、今時横に歯ブラシを動かして磨く人はいるんでしょうか?

 

・歯列に対して縦に動かした場合、ふつうに歯間の汚れをかき落とせます。横に撫でるのは歯茎のマッサージの時です。いずれの場合も幅広植毛6列の方が、効率的です(奇跡の歯ブラシは3列)。先端のテーパーも、最近の製品は超極細で歯間や歯茎のポケットに入り込みます。

 

・また、裏の歯は横に磨くのは難しく、かき出すようにするので、この場合も幅広の方が有利です。ただ全体に小ぶりで軽いので、女性には向いているかもしれません。バラ売は1本約620円です。

 

・隙間に入り込む似たような発想の小林製薬の「生葉歯間に入る」もダブル植毛。中央の2列が飛び出しています。極細のブラシ先端がいい仕事をします。

https://www.kiseki-no-haburashi.jp

次号10月7日金曜日

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