・昔、金物屋なる店が商店街にはありました。暮らしの炊事、掃除、修理、維持などのハードウェアを扱う雑貨店です。ノコギリの目立てや包丁研ぎも頼めました。やがてスーパーの進出で、その道具や材料はスーパーの中に置かれるようになったのですが、最近撤退しています。

・百均のせいです、多分。工具やネジ釘、針金、テープ、さらに消耗日用品はもはや百均の独壇場です。しかも痒いところに手が届くアイディア商品が次から次へと送り出されます。この「ゴミをつかんでひっくり返してポイ  ゴミ手袋」もその一つ（キャンドゥ。30枚入り）。

・浴室排水口の髪の毛などのゴミをつかんでくるんで捨てられます。ビニール袋でもひっくり返す使い方ができますが、手袋になっているのでキッチンシンクの細かい生ゴミも、ペットのフンも処理できます。しかも黒なので中が見えず、結べるようになっています。

・百均の功罪‥‥。安くて便利なものが多いのですが、ほぼ使い捨てなのでゴミが増えます。またハードウエアや園芸用品のすべてをカバーしているわけではありません。スーパーから木材、ホース、レンガや大型の工具など大物が消えたので、ハンズ（東急が外れました）や郊外のDIY店に出かけなければなりません、通販は触って確かめられませんし。

次号10月10日月曜日