カテゴリ:日用品
「曇り時々雨」の日は自動開閉の折り畳み傘
・梅雨はもうすぐ明けそうですが、夕立ちの季節がやってくるので空が不安定な日の外出は傘が必携。傘は、暴風が来そうなら爆弾低気圧用のSENZ、それに日常使いの自動開閉折り畳み傘、さらに付け加えるなら、あの選挙の時、立候補者が持っている大型の透明傘の三つを使い分ければ完璧です。
・折り畳み傘は、世界ではじめて開発したドイツのクニルプスがなんといっても出来がいいです。ヨーロッパでKnirpsクニルプスといえば折り畳み傘のことをいうらしいです。なにしろ80年前から売っているんですからむべなるかなであります。
・ラインナップの中でも定番のFiber T/2 Duomaticが一番実用的です。自動開閉なので、片手で開き、ボタンを押すだけで閉じるのでバス停でポンと縮めれば、濡れずにすぐ乗れます。大きさもビニール傘より大きく、新素材で軽く、長さがA4ぐらいでバッグにも入れやすいと、日常使いはこれでOKです。
・畳んだ時の長さは28cm、A4の縦サイズなので、書類カバンにもトートバッグにも入ります。グリップは濡れてもスリップしない塗装がしてあり、たしかに滑りにくいです。クニルプス Fiber T/2 Duomatic 6825円。
・ポンと開くと直径95cmで、日傘にも。一般的な軽量小型折り畳み傘は骨が6本ですが、クニルプスは8本で風が当たってもしっかりしています。その割に軽いのは素材がしなやかで粘り強いグラスファイバーとアルミの複合材を使っているからだと思います(280g)。そのうちチタンとカーボンファイバーを使うモデルが登場すると思いますが、価格が問題になります。
・閉じる時も同じボタンを押します。ポンではなく、スルッという感じです。開閉はいずれもワンテンポ置いた動きをして、危ない感じはまったくありません。この開閉をさらにスローモーションにしたのが、T/3というこの間発売になった新製品です。傘の直径も1mを超えて一般的な長傘と同じなったのですが、その分大きく重量も460gで日常的に持ち歩くにはちょっとつらいです。
・文庫と並べたところ。持ち歩くにはちょうどいい大きさです。ところでこのベストセラーになった百田尚樹氏の「永遠の0」ですが、A新聞に「売れてるエンタメ小説 愛国心くすぐる」という記事の中で、右傾エンタメとか愛国エンタメとか表現されています。たしかに特攻隊を扱ってはいますが、終始底流にあるのは「いかに帝国海軍の上層部がダメだったか」であり、どこにも愛国センチメンタリズムは見えません。ここまで落ちたか読解力、です。
・折り畳み傘の利点は、畳めばレストランなどでテーブルに持っていけることです。店先の傘入れに置いて忘れたり、持っていかれたりすることもありません。そんな時役に立つのがこの「ステッキ&アンブレラ・ホルダー」1785円。クニルプスの場合、ストラップにつけておいて、必要な時そのまま傘の柄につければテーブルや椅子の背にぶら下げられます。
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次号7月5日金曜日
by 2013.07.01