クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:日用品 

無印良品の爪切りはコスパに優れるが‥‥

・とあるブログの記事に「無印良品の爪切りはコスパ最高」とあったので、手に入れてみました。日本製で切れ味が良いとのことですが、国産の刃物、爪切りはどれも優れていて、これもその一つ。

・ただ爪切りコレクターとしては、レバーの剛性が高すぎます。ガッチリしていて良さそうにみえますが、硬すぎて刃先の感覚が伝わってきません。

・親指と刃先の圧力がシンクロするためには、レバー部が硬すぎず(力を入れて刃先が閉じた状態でややしなう程度)、細めで親指の押し具合がわかり、バネが弱すぎずぐらつかないことです。

・数多くを試してきて、ゾーリンゲンのオーソドックスな爪切りがベストです。刃物専門店で2000円ぐらいするので、無印(473円)の5倍ですが、何よりデザインが秀逸。

・デザインに関わるあらゆるクリエーターは、こういう日用品にも気を遣って欲しいものです。

(写真:上列→ドイツ製、中列→アメリカ製、下列→日本製)

・さらに最高の爪切りはアメリカのKlhipクリップ社が発案したThe Ultimate Clipper(下、10000円もします)。究極のクリッパーと謳うだけあって、発想を変えて再定義。レバーと刃先が同じ動きなので間違って深爪したりすることがありません。さらに通常の爪切りはレバーが回転するようになっているので、上下だけでなく左右にも動き、左手に持つと不安定ですが(右利きの場合)、これはそれがないです。なお、日本製造品です。

・Klhipが出るまで長年愛用してきたゾーリンゲン。今も携帯はこれです(Klhipはたたむと出っ張りがある)。デザインは今もNo.1。バウハウス・デザイン継承。

・無印のスチール爪切り小。PPカバー付き(Klhipはカバーがありませんが、切った爪は内部に溜まり、飛び散りません)。レバーの梨地仕上げが美しくない。ちょっとしたデザインなんですが‥‥。

次号5月5日金曜日

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