自分のにおいというのはなかなか気がつかないものです。ここ何年か言われるようになった加齢臭もシニアの多いウイークデイの映画館では「ああ、やっぱり」と思うのですが、ふだんはあまり感じません。
　意識するようになったのは髪をまとめるためにニットのキャップをかぶるようになってからです。毎日入浴し、毎日シャンプーしているのにキャップの内側にあのにおいがつきます。ファブリーズなどの消臭スプレーをかけたりするのですが、一時的効果しかなく、毎日洗濯するのも面倒です。汗をかきやすい夏だけかというとそうでもなく、夏に限らず冬も同じなので、汗というよりは頭から出ていると思われます。
　ものの本によれば、元になるノネナールという物質の発生部位は頭皮、耳の後ろ、ひたいから鼻が多いとあるので（次いで背中と胸、脇の下）、シャンプーを選べばなんとかなると考えドラッグストアで探しましたが、みつけられません。これだけ高齢社会が話題になっているのに、店長が若いせいでしょうね。リアル（実店舗）にないのでネットで探すとありました。

  製品はいろんなところから出ていますが、試したのはこの原因物質ノネナールを世界ではじめて見つけたという資生堂の「ジョイフルガーデン」。シャンプー自体はかすかに緑茶の匂いがしますが（カシスグリーンという緑茶抽出エキスだそうです）、使い心地はふつうのシャンプーとまったく変わりません。

   通販番組っぽくなりますが、これは効果があります。３か月使っていますがニット・キャップは使用後においませんし、枕も同様、元を断ったせいでファブリーズも不要です。製品はシャンプー以外にもリンスやボディソープ、石けんなどありますが、シャンプー（550 ml 1260円）だけでもじゅうぶんです。

   口臭や加齢臭などにおいは「あなた、加齢臭がしますよ」とはなかなか人に言えません。ということは、他人も言ってくれないわけで自分で予防するしかありません。40を過ぎた男女はほぼ原因物質が増加するといいますから気がつく前の対策が必要です。なお、資生堂の関連会社・資生堂アメニティグッズ株式会社の発売するこのジョイフルガーデンは、一部の東急ハンズなど店舗が限られているので通販が便利です。詳しくはhttp://www.ag.shiseido.co.jp/joyfulgarden/

   それにしてもこの「加齢臭」という名前は気に入りません、「年の香」としのこうとかにしませんか？