カテゴリ:日用品 メディア
テレビメディアの影響力低下が加速しています
・テレビがつまらないという声は相変わらずです。たしかにドラマやバラエティーをみると変わり映えがせず、昔より劣っているという気がしますが、もう一つの理由はもはや人様ざまで、すべての好みには応えられないということでもあります。
・テレビ局はCM売上げが落ちていないので安心しているようですが、実はF1(一番有力な購買層)への訴求力は激減しています。テレビを観ない若者のなんと多いことか。
・そんな話を裏付けることがシャンプー・リンス業界で起こっています。この業界のシェアは1位花王23.9%、2位P&G18.6%、3位ユニリーバ15.9%ですが、3社合計で1.8%減っています(日経調べ)。
・この要因かどうかはわかりませんが、今「ボタニスト」という大阪のベンチャー企業のシャンプー&トリートメントが急成長、主戦場のドラッグストアでシェア5%を越えたと話題になっています。
・ドラッグストアでは入り口の一番いい場所に並んでいて、しかも1000円未満が中心の価格帯でこれは1400円と高価。さらに日用品なのにテレビCMは一切していないのに売れていること。
・ユーザーは20~30代なので、Web宣伝が中心、SNSで評判が広まったといいます。若者はテレビよりスマートフォンがメインメディアなので、当たり前といえば当たり前です。
・ところがテレビ番組は芸人やAKB、ジャニーズだらけで若者向けが多く、今やメイン視聴者の中高年にも飽きられているのですから、さてテレビはどうなるのでしょうか。
・「ボタニスト」シャンプー&トリートメントは1400円。サトウキビ、甘草、トウモロコシといった植物由来成分が売り物で、ノンシリコンの次は植物由来かということで各社参入という話もあります。
・悪臭ヒステリーが蔓延していて、臭いを匂いで消すシャンプーが多くて辟易していますが、これは香りも少なく洗い上がりもサラッとしています。男女、子供区別なく使える点もいいです。100円のお試しパックがあるので、香りや使用感を試せます。
次号8月7日月曜日
by 2017.08.04