・「想像力を働かせ、前もって対処する」、これが臨機応変が不得手になるシニアの生きる道です。

・本物のプロフェッショナルはこの発想です。例えば両面テープは文具店でも多種並んでいますが、プロが選ぶものは少々違います。接着テープ付きのフックが落下することがありますが、不向きな接着面に使用するとそうなります。

・ほぼあらゆる材料に強力に接着し、耐水、耐紫外線で屋外使用可、低温(−30～200℃)にも強い産業用両面テープがあります。

・クローゼットの内側に貼ったコードフックが3日で剥がれたので、この3MのVHDアクリルフォーム構造用接合テープに替えました。

・ステンレスやらガラスやらなんでも付くので、難しい場所をあげるとシリコン、フッ素樹脂加工材、このテープの厚み以上の凸凹面、常時浸水部とわずかで、従来型両面テープの10倍の能力とか。

・もちろんその分高価で、幅12mm長さ10m厚み1.2mmのものが2800円。

http://www.mmm.co.jp/tape-adh/ishin/index.html

・さて、前もって対処といえば、2020のオリンピックを控えて、車を運転する人は注意が必要です。

・警察庁の発表によると、車と歩行者の死亡事故はこの5年間で6500件強、その内横断歩道上で約1500、なかでも信号のない横断歩道上では470件だそうです。

・問題は信号のない横断歩道で、ほとんどのドライバーは歩行者がいても止まらず、通り過ぎていきます。欧米からの観光客が、「日本では横断歩道で待っていても車は止まらないのでビックリ」と言っていて、オリンピックで訪日外国人が激増する状況に、警察庁も摘発を強めるそうです。

・信号のない横断歩道は、手前に白い菱形のマークが二つあります(すべてにではない)。注意が必要なのは、左側の歩行者だけでなく、右で待つ歩行者でも停止しなければならないことです。広い道幅なら特に気がつきません。

・この秋から白バイは仕事が忙しくなるそうです。道交法では、歩行者のいる横断歩道に接近する場合は、直前で停止できる速度で走るよう義務付けています。

次号11月19日月曜日