カテゴリ:フード&ドリンク インテリア 日用品 季節
飾り爪楊枝というものがあります
・爪楊枝(つまようじ)とは、まあ歯の掃除道具で、歯ブラシの始まりでもありますが、 楊という字が使われているように柳が使われ、黒文字に落ち着いたといいます。
・このクスノキ科の香りが良く、弾力があるクロモジの一大産地が大阪の河内長野という場所で、大正期に機械生産を始めて、90%以上の生産量を占めたそうです(ウィキペディアに、世界のシェアNo. 1とありますが、本当でしょうか)。
・この河内長野にあるひょうたんや(八田商店)の、「民芸小ようじ」という綺麗な飾りようじをたまたま目にしました。洒落ていて美しく、日本らしい繊細さです。
・和菓子に添えても、箸置きにしても趣があります。外国人向けのお土産にもいいのですが、楊枝に巻いてある紙に書かれた都々逸はわからないでしょうね。
・ひょうたんやの民芸小ようじ。お正月、夏向け、年中というセットがあります。40本入りの箱詰めが1200円。都々逸は三味線と演じる情歌で、昔は寄席でやっていたんですが、知っているのは唯一これ。
「立てば芍薬 坐れば牡丹 歩く姿は百合の花」
・この七 七 七 五の定型詩を外国人に説明するのは難しい。
http://www.izawaya.co.jp/shopdetail/005002000001/
次号1月18日金曜日
by 2019.01.14