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ニッチからスモールマスへのグッズ③
・日本はイノベーション(新しい切り口、新機軸)が必要と言われて随分(平成時代)経ちます。車にしろ家電、スマートフォンにしろ、今や誰もが思いつくような改良ばかりで、壊れるまで待とうという気分です。
・それに、開発した担当者がその製品を使ったことがないのでは? と思わせる“使いにくさ”がしばしばあります。一度使ってから市販してくれ、といいたくなります。多分理屈で考えて、自分の皮膚感覚は無視しているのでしょう。
・その点、痒いところに手が届くというか、使い手の気持ちを先取りしている企業があります。日用品の百均各社、家具のニトリ、家電のアイリスオーヤマなどなど。今の日本のベンチャー企業といってもいいです。
・いい例がこの“タテ長フリーザーバッグ”です。フリーザーバッグといえば旭化成のジップロックが有名で、冷蔵冷凍庫の定番商品ですが、釣り場で魚を入れたり、採集したキノコや山菜、小物の種わけにも使用しています。
・使って思うのは、もう少し大きいのが欲しいとか、小さいのはないかなどですが、ライセンス商品のせいか、相当遅れて登場します。日本のユーザーの声は届かないのでしょう。
・この便利な袋を百均業界がほっておくわけはなく、各種出ていて、旭化成ジップロックの百均バージョンも売られています。
・で、最近のヒットはその“タテ長ジップロック”、百均ショップ・セリアのフリーザーバッグ ロングタイプ。ウクレレ同好会の女子にプレゼントしたところ、全員こういうのが欲しかったと、100円プレゼントにもかかわらず喜んでくれました。
・長物の食材にとあるように、長ネギ、大根、サンマ、パスタなどなどの冷凍解凍に使えます。サイズは35cm×12cm 15枚入り。
・小さくなる折りたたみ傘をジップロックに入れている人がいると聞きますが、この長さだと大きめのものでも入るので、バッグに常備すると雨の日の濡れ傘処理に困りません。
次号7月19日金曜日
by 2019.07.15