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全文庫が入る革のブックカバー
・海外ミステリーファンの最後の砦は、早川文庫と創元推理文庫になります。あとは講談社、扶桑社が時々、たまに文春、新潮などの文庫がありますが、年々少なくなる一方。
・絶滅危惧種の翻訳ミステリーなので、大切にバッグに入れて持ち歩いて、隙あらばサッと読むためにカバーを付けます(新潮文庫以外は栞・しおりがありません)。
・ポストイットを貼ってもいいのですが、やはり素早く開き閉じるには"しおり"が一番です。さて、ここで困ることが一つ。月に数冊出版してくれる早川文庫は、全出版社の中で判型が文庫最大サイズなので、写真のように普通のカバーには入りません。
・もっとも早川文庫は字の大きさも最大で、シニアには実に読みやすくありがたいです。この点、東京創元社は異様に字が小さく、ルーペグラスが要ります。本をよく読むのは中高年なんですから考えてもらいたいです。
・良質の文庫革カバーは英国のグレンロイヤルから発売されていて、これに強引に押し込んで使っていました。旅先で紛失してから良いものがないか探していたのですが、マザーハウスという革カバンメーカーにありました。
・マザーハウスは、"途上国に産業を"というコンセプトで、バングラディッシュに工場があります。硬い革のA4書類がシワにならない四角いアタッシェのようなデイパックを使っていますが、デザインが洒落ています。
・この「アンティーク・ブックカバー」も仕上げは丁寧で、早川文庫も楽々入ります(ということは全社OK)。写真はアンティークグレー。6600円。欠点は一つ、革製の栞は出来が良くない。革製の文庫カバーは皆、栞も革を使いますが、一般的な布の栞ヒモが使いやすいです(グレンロイヤルがそう)。
https://shop.motherhouse.co.jp/item/MG52130.html
次号7月18日月曜日
by 2022.07.15