クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:エレクトロニクス 

ついにここまできたミラーレス・カメラ:2

・コンデジ(コンパクト・デジタルカメラ)は、スマートフォンが取って代わりました。高級モデルに特化して生き残りをはかっていますが、パナソニックのLUMIX GM5を触ってみると、そのプレミアム・コンパクトを呑み込みそうです。

・超広角から超望遠までのズームを搭載したレンズ固定式のカメラがありますが、何台か(キヤノンとオリンパス)使った経験からいうと、接写に弱くて不満でした。歪まず撮るにはやはりマクロレンズが使える交換レンズ式カメラになります(植物や昆虫を撮影するには特に)。

・パナソニックはJコンセプトというシニア向けの家電を展開するといっています。掃除機は2kgと軽く、紙パックで捨てやすく(人気のダイソンはゴミを捨てるとき、ホコリが舞います)、デザインもシンプル。GM5もこのラインに入れていいかもしれません。

・旅をしながら、釣りをしながら、昆虫採集しながら、野鳥観察しながら、山菜採りしながら、演奏しながら、イベントに参加しながら‥‥という「ながらカメラ」は、小さなバッグに入らないと持って行く気がしません。

・このLUMIXのGM5はアウトドアでいうウルトラライトで、前に買ったライカ仕様の90mmマクロ(35mm判換算、以下同)も使え、個人的にはグッドデザインなので、出かける時はこれを手にする回数が増えそうです。

 

・ボディーのグッタペルカ(貼り革のこと。ガタパーチャともいいます)は黒、赤、モスグリーンの3色ですが、シルバーボディーはこのモスグリーンだけ。レンズの保護フィルターは、シルバーを選ぶと色と質感の微妙な違いが気になるのでブラックにしました。

 

・とにかく小さいのでカバーがある方が持ちやすいです。ボディースーツは純正よりこのCOTTA製のできが良い。この手のデザイナーズ・アクセサリーはなぜか韓国製が多いのですが、これは日本製。

 

・24mm〜64mmの繰り出し式レンズが支えになるので、コンデジよりホールディングがいいです。オリンパスのm4/3カメラとちがいパナソニックは手ぶれ補正がレンズ内ですが、ここにどう収まっているのでしょうか。

 

・背面のディスプレーはチルトしない固定式。見ればわかるように面一、直線のデザインでスッキリ。ダイヤル類も小さいのですが指にしっかり掛かり、オリンパスより剛性が高いのが美点。

 

・ライカのバルナックと並べてみると、なんとなくデザインが近いです、はるかに小さいですが。

 

・カメラが軽量だと三脚も軽くて済みます。このマンフロットの新製品、COMPACTライト三脚MKCOMPACTTLT-BKはアルミですが、カーボン製のジッツオGT0541(これは旧モデルで現行品は重くなった)より軽い816g、全高131cmで仕舞い寸法約40cm。ストラップはARTISAN & ARTIST。写真のレンズはLEICA DG MACRO-ELMARIT F2.8 90mmマクロ。

次号1月26日月曜日

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