カテゴリ:エレクトロニクス ミュージック
日本は素材メーカーになるのか

・密かに音楽を聴く時はヘッドホンを使います。そのヘッドホンは日本の老舗メーカー、アシダ音響のASHIDAVOX ST-90。音源は圧縮レスで入れた旧iPod。これで問題なかったのですが、YouTubeとか録音したものを聴くのにはどうしてもiPhoneになります。
・そのiPhone15はイアホンジャックがなく、変換ケーブルが必要で、さらにマグネット充電のパーツが常時付けてあるので取り外しが面倒くさい。そこでST-90にBluetooth受信機をかませて聴くことにしました。
・ところがこういうニッチな道具は最近、中国の上海とか香港などのメーカーが多いです。メジャーな一般用ドローン(DJI)やモバイルバッテリー(アンカー)も中国が世界一。どうやら情報家電(通信機能付き家電)は中国にお株を取られたようです。
・では日本製はどうかというと、先日発表されたiPhone17についてアップルのティム・クックCEOが、「日本の4社の素材がなければできなかった」と語っていました。4社とはソニー、京セラ、AGC、TDKで、イメージセンサー、セラミック基盤、赤外線フィルター、TMRセンサー。技術大国・日本は誇らしいのだけれど、ちょっと寂しいです。
・手に入れたのは中国・広州のFiiO BTR15というブルートゥース・レシーバーで、日本製を凌駕する性能とネットで語られています。性能は文句なし、iPhone音源をクラシックなデザインのアシダヘッドホンで聴いています。20990円(ヨドバシカメラ調べ)。
次号9月29日月曜日
by 2025.09.26