クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:エレクトロニクス 

ハイエンド・ミラーレス第一弾

 両手で包めるぐらいの大きさのカメラボディが理想です。箸にしても器にしてもナイフにしても釣り竿にしても、手先の延長線上で容易に操作できるものが優れていると(秋岡芳夫さんにいわれるまでもなく)思うからです。一眼レフは電子化されてから肥満の一途をたどり(ニコンはF4で長いつきあいをやめました)、デジタルになってからの高級機はもはや重さ、大きさとも限度を超えていて、それこそ人間の手に余ります。というわけでで少しも触手が向かなかったのですが、ミラーレスの登場でレンズ交換カメラに手を出すようになりました。しかし当初はレンズ交換式カメラの入門機であったり、女子カメラであったりで、とてもライカMやミノルタCLEで楽しんだ質感や抱えごこち、そして性能とはほど遠いと嘆いていたのですが、やっとその方向に一歩踏み出すものが現れました。デジタルカメラはほぼ完成されたので、安いものを2~3年で買い換える・・・というような日用品発想(これは中国、台湾、韓国に任せましょう)からそろそろ抜け出して、優れた上級なもの(高価でもいいですから)を修理しながら長く使うという思想に切り替えたいと思うのですが。

左側のミノルタCLE(28mm装着)と比べるとやや大きい富士フイルムのXーPro1(27mm相当レンズ付き)がその第一弾(ボディーが15万円台)。最初、大きさにとまどったのですが、使っているうちに意外とこの厚みが持ちやすいかなと思うようになりました(見た目より軽いせいもあります。バッテリー、メモリーカードを含んでボディー450g)。

右、弟分のフジX-10と比べてみるとこうなります。撮像素子の大きさが一般的デジタル一眼のAPS-Cサイズ(1630万画素)なのでレンズが大きくなり、ボディもそれにつれて・・・ということなんでしょうが、もうちょっと幅をスリムにして欲しかったです。あのフルサイズセンサー付きのデジタルM9ライカのメタボ胴体ほどではないのですが(あれは、4ドアのポルシェと同じで欲しがる人がいるとは思いますが)。

レンズはとりあえずこの3本。広角18mmF227mm相当)標準35mmF1.4(53mm相当)望遠60mmF2.491mm相当)。明るさからいって上級の単焦点レンズですが、ズームがなくてもたしかに人物などはこれでほとんど撮れます(個人的にはワイドは24mmがすぐ欲しい)。ただし、風景、狭い室内、接写、動物などは魚眼、マクロ、超望遠ともっと必要になるので(レンジファインダーのライカが日本のニコンやキヤノンなどの何でも撮れるTTL一眼に負けたのはそれですし)レンズの開発と発売スケジュールがどうなっているか気になります。なお、91mm相当のレンズはMACROとありますが、最短撮影距離が26.7cm、最大撮影倍率が0.5倍でマクロといってもあまり寄れません。

正面から見たバランスはいいです。右下のレバーはシャッター方式の切り替え。

上からみたところ。レンズとボディーのマッチングはソニー・ミラーレスのアンバランスさ(あるいは大胆なアヴァンギャルド・デザイン)よりはノーマルでホールド感はよい。このカメラの操作性の優秀さはこのスイッチ類。まず右端のダイヤルが露出補正で、その左の大ダイヤルはシャッター、レンズ本体には絞りと分かれていて、デジカメに多いメニューなるものから呼び出して選ぶ方式ではありません。このアナログ式は昔のカメラに慣れている人にはすごく使いやすい。シャッターをAにして、レンズの絞りを操作すれば(写真がそうなっています)絞り優先露出、レンズ側をAに固定しシャッターをダイヤルで選べばシャッター優先露出になります。当然両方Aでオートに、とまったくマニュアルを読まずに(デジタルカメラでありながら)使えました。撮影した感想ですが、性能に関してはなんの問題もなく満足。メーカーのニュアンスでは1眼レフ以上ということですが、なにしろそれがわかるほどのB全大プリントや60インチ大画面(デジカメでそんなコトをする人は何人いるのでしょうか)では使わないので、なんともいえません、もっぱらウエブ用ですから。

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