カテゴリ:エレクトロニクス インテリア 日用品
「不変」が思想のドイツ製ドラム式乾燥洗濯機
・三菱電機がリビングに置いてもおかしくない「インスティック」という掃除機を出しました。たしかにほとんどの家電製品は、使うときに出して、あとはしまっておきたいシロモノが多いです。
・そこで最近はデザイン家電があるのですが、トースターやコーヒーメーカーはともかく、洗濯機は外に出したいものばかりです。
・しかし省スペースを考えて、15年前、リホームの時にドラム式乾燥洗濯機をビルトインすることにしました。性能の確かな日本製にしようと思ったのですが、収納タイプはなく、結局外国製になりました。スウェーデンの世界的家電メーカー、エレクトロラクス傘下のAEG、ドイツ製です。
・それがさすがに音が大きくなってきたので、替えることにしました(故障は一度もありません)。やはり日本製ビルトインはありませんし、第一、国産のドラム式は巨大です。
・ドラム式でコンパクトというものがパナソニックやシャープから出ていて、幅・奥行60cm×60cmの日本の家屋サイズに合わせているらしいのですが、高さが1m近くあって洗面台の下に入りません。
・最悪の場合、台を壊して作る直すことも覚悟したのですが、ウエブでAEGを探すとまだ日本で販売しています(昔は伊勢丹で購入しました)。チェックするとほぼ同寸法でピッタリ入ります。さすが保守的で頑固なドイツです(もちろん中身は進歩していますが)。
・「何年経ってもユーザーが困らないように」というモノ作りの思想があるのではと想像します。日本製のビルトイン式を使っていたらトンでもないことになっていたかもしれません。
・「メルセデス・ベンツはモデルチェンジしても運転席からの風景を変えない」という話がありますが(最近は違うかも)、日本のメーカーもこういう思想が欲しいものです。
http://www.aeg-jp.com/Products/Laundry/洗濯乾燥機/EWW1273-60Hz
・15年前のAEGドラム式洗濯乾燥機。ビルトインにしないで、天板を付けて使うこともでき、高さは今も85cmと小さい。国産の巨大さは洗浄能力や静かで振動を抑えるためだと思いますが、それにしても大きくデザインも禍々しい。
次号4月13日月曜日
by 2015.04.10