カテゴリ:エレクトロニクス
ブツ撮り(商品撮影)に最適のカメラとレンズ
・スナップはスマートフォンになりました、ツイッターやフェイスブックにすぐ載せられますし。でもきれいで精密な写真となるとやはりレンズ交換式カメラになります。
・料理、花のクローズアップや、ブツ撮り(商品撮影)となると隅々までピントの合った写真が欲しくなります、説明写真ですから。そんな使い方でカメラを探している人がいたら、間違いなくこのカメラとレンズです。
・オリンパスのフラッグシップOMD EM-1は発売から2年経ちますが、最近ファームウェアをアップデートして、面白い機能が使えるようになりました。深度合成撮影というもので、対象を前後8枚撮影して自動合成し、1枚を作ります。花でも模型でも全部にピントがきます。
・接写ではふつうピントを合わせた部分の後ろや前の方はぼけてしまいます。そのため、絞りを絞ってピントの合う範囲を広くするのですが限度がありますし、絞りすぎると画質が落ちます。
・プロがパソコンでやっていたことが、自動でカメラがやってくれます。デジタル技術の成果です。加工は邪道という考え方もありますが、フィルム時代も増感現像とか覆い焼きとか細工しましたから、同じようなものです。この深度合成を使えるレンズは3本ですが、小物を撮ることの多い人には最適のカメラとレンズシステムです。
・ネズミの鉛筆キャップの写真ですが、絞りf22でも後ろが甘くなります。深度合成ではシャッター速度1/500、絞りf5.6で前も後ろもピンが来ています。レンズは60mm f2.8 マクロ。
・花も同じ手前の花びらに合わせると後方がボケますが、深度合成では全体がシャープになります。レンズは60mm f2.8 マクロ。
・深度合成が使えるレンズはこの3本。左から40-150mmf2.8 PRO、12-40mmf2.8 PRO、60mmf2.8 マクロ。なお、深度合成撮影は3脚が必要。
次号12月25日金曜日
by 2015.12.21