クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:エレクトロニクス 日用品 ホビー 

カメラストラップの傑作といえば、これ

・「神は細部に宿る」というのは建築に関する箴言ですが、芸術に限らず工業製品においてもディテールこそデザイナーの能力が問われます。細部まで良くできているのがブランド力で、この微差にお金を払っているわけです。この違いを理解しないと、ばかばかしいとなりますが。

・その意味で、カメラのメーカー付属ストラップは、なぜ十年一日のごとく変わらないのか不思議です。カメラを持ち上げて構えるたびにストラップホルダー周りがガチャつきます。金具が当たらないように革カバーが付いていたりしますが、これも美観を損ねています。

・さらに室内や三脚を使用する場合なども、ストラップがカメラにまとわりついてイラッとします。バッグに入れて運ぶ時もストラップが邪魔です。

・というわけで大量の別売ストラップが市販されていて、銀座一丁目にあった銀一のライカ用手作りコットンストラップやコスメ用品を作っているアルティザン&アーティスト製のもの、最近ではクライミングロープを流用したものなど色々使いましたが、このピークデザインのものに出会って、目から鱗です。

・アンカーという部品をカメラストラップ・ホルダーに取り付けて、そこにショルダーストラップを付けるシステムです。室内では外すので、カメラにはこのアンカーがぶら下がっているだけです。ただしカメラストラップ・ホルダーの穴にアンカーのヒモが通らないので、金具に付けて使うためにガシャガシャします。

・で、最近やっとこの穴に通るぐらいコードが細くなり、直接アンカーがカメラに付けられるようになりました、完璧です。同時に軽量ミラーレス用のライトな「リーシュ」というモデルが出ました。ワンタッチの長さ調節や細部の美しいデザインは変わっていません。

Peak Design リーシュ ヨドバシカメラで5830円とリーズバブル(黒と灰色あり)。アンカーが4個付いているので、このように2台で共有できます。

・上がリーシュでヒモの細さがわかります。アンカーの玉は同じなので旧モデル(ライト)でも使えます。三脚穴用のアンカーも付属しています(手ぶれ補正が強力になったので三脚を滅多に使わなくてなりました)。ストラップ幅はリーシュ19mm、ライト32mmなので、リーシュは軽量のミラーレス、オリンパスEM-1はライト。この上にもっと大きいレギュラーもあります。アンカーは共通なので、重さでストラップを変えられます。ライトの記事は以下の通り。

http://csmagazine.sakura.ne.jp/electronics/post-423.html

次号1月19日金曜日

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