クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:エレクトロニクス 野遊び 

自分の目線で録画できるビデオコーダー

 身につける小さなビデオカメラが出回っていますが、やっと日本製が登場したので使ってみました。JVCケンウッドのGC-XA1という防水、防塵、耐衝撃の小さな録画機です。
 アクションカムとかスポーツカムとかいろんな言い方がありますが、ふつうはゴーグルやヘルメットにつけてモトクロスやサーフィンなどを撮ります。
 でも自転車や釣りでちょっと使うには大げさで手が出なかったのですが、このビクターのは既存のものより小さく軽く(ハウジングがいらない)、帽子につけられます。そこでフライロッドを持って丹沢の毛鉤釣り場に出かけました。

帽子のひさしにつけられたので、「流れを見て毛鉤を投げ、それを目で追いながら、魚が出て来てヒットする」までを自分の目線で録画ができます。重さもさほど気になりません。

画角はカメラでいう28ミリぐらい(5倍ズームで最大ワイドが)。ぶれ補正があるので、揺れは許せる範囲ですが、釣りのポイントを移動するときは足下を見たり伸びた木の枝を眺めたり、ぜんぶ録画してしまいます。魚がヒットして竿を上げるとき、ラインや腕がカメラをよぎって臨場感はあります。この日は水温が高く、毛鉤を沈めたので糸に目印つけましたが、それが写っています。

アングル調節のできる付属のアダプターと帽子のつばにマジックテープを貼り、ビデオカメラを取り付けました。堅いひさしのキャップが必要です。大きさは74ミリ×53ミリ×35ミリでバッテリー込み126グラム。実勢価格は3万円弱。バッテリーは40分ぐらいしか持たないので予備が2個は欲しいです。帽子につけた後、ビデオカメラと無線でつないだiPhoneで画像をモニターして位置を調整します(その後は接続を切ってバッテリー負担を少なくしました)。iPhoneにはWiVideoというアプリを入れるのですが、本来これがウインドーズ用のソフトのせいか不安定で同期に時間がかかりました。撮影したSDカードはファイル形式がMP4なので、マックのパソコンでもすぐ楽しめます。この秋にはソニー製も登場予定で、本家のGoProを加えた機能競争になりそうです。

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