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日々、電気まみれの歴史を紐解くと
・誰もがよく知る発明王エジソンと電機メーカーのウェスティングハウスの訴訟事案から物語は始まります。日本の竹を使った白熱電球を最初に発明したとするエジソンと、それ以前の特許を譲り受け、より優れた電球を作るとするウェスティングハウスの対立は、直流電気と交流電気の争いに拡大。
・電球ではエジソン、交流送電ではWハウスがリードするのですが、物語は意外な決着を迎えます。背景にはあの金融王J.P.モルガンいたり、よく知る有名人が続々登場。
・中でも交流電気を発明するセルビアの奇才ニコラ・テスラが重要な役割を果たします。アメリカのベンチャーカーメーカーの「テスラ」の名前の元になった人物で、今でも磁場の単位として使われています。
・この天才科学者ニコラ・テスラ、発明家にして訴訟王のトーマス・エジソン、総合電機メーカーのジョージ・ウェスティングハウスらで構成される物語の中心いるのが、ポール・クラバスという若き弁護士で、彼を通して電気戦争が面白く描かれます。
・クラバスと関わるオペラ歌手のアグネス・ハンティントンやその婚約者の資産家ヘンリー・ジェインも実在の人物で、時系列こそ変更されてますが、フィクションと史実が混じったユニークなリーガルサスペンス・ドラマといえます。ハヤカワ文庫『訴訟王エジソンの標的』著者:グレアム・ムーア。
・エジソンやテスラのせいで電気や電子まみれの生活ですが、電池や充電不要の機械を見るとホッとします。このアニマルボイスも電池不使用で音が出ます。今ならICチップとスピーカーとボタン電池で鳴らすのですが、重力でアコーディオン状のものが移動して音を出します。
・とり、ねこ、うし、ひつじの4種あり、うしはヨドバシカメラで税込952円。楽器となっていますが、これ多分知育玩具だと思いますが。
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次号6月28日金曜日
by 2019.06.24