クールシニアのウェブマガジン

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クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:エレクトロニクス 日用品 野遊び 

次の生活革命はドローン?

・ライフスタイルに大変化をもたらすものがあります。最近ではスマートフォンがそれで、その昔、スマホが大変革を起こすという本を書いたためか、時折「次はなんですか?」と聞かれることがあります。

・この10年、I oT、AI、VR、5Gなどの技術革新がありましたが、スマホのように直接かつ具体的に個人に影響を与えるものではなく、答えが見つからなかったのですが、最近気になることがあります。

 

・ドローンです、個人の道具としてではなく、B to Bですが。橋梁の非破壊検査、農薬散布、森林調査といったものではすでに使われていますし、捜索や人命救助、災害時の救助物資、過疎地の医薬品などローカルでは大きな変化が起きそうです。多分AI、5G、高精度GPS、スマホによる自動操縦になるでしょう。

・ドローンビジネスは、機体やサービスなどで2025年には6000億を超えるといわれています(日本国内市場予測)。

 

・このドローンで先端を走っているのは中国のDJI(シェア7割)で、量販店の一般ユーザー向けではこれしか並んでません。単なる空撮だけなら問題ありませんが、スマホやパソコンにリンクする場合は、注意が必要です。あの中国の国家情報法のせいです。業務用、公用ならなおさらです。アメリカも数年前から脱中国ドローンにシフトしています。

 

・日本製はどうか。双葉電子とソフトバンクが産業用を共同開発、ソニーも注力すると表明していますし、ヤマハは昔からエンジン付きドローンヘリがあり、海外で軍事転用されて問題になりました。長時間飛行可能なエンジン+電池という車のハイブリッドを利用したものもあります。日本はセンサー技術世界No.1、バッテリー技術もトップレベルですが、鍵は自動操縦技術といわれています。

 

・中国製といえば、最近小さなフラッシュライトを探したのですが、候補は中国製とドイツ製の二つになりました。優れたデザインのポケット懐中電灯はミニマグライトに決まっていたのですが、LEDになってからは違います。

 

・まず上がThruNite Archer 1A V3(中国製)。最大178ルーメンで1.5時間、10.7cm×2.2cm、69g、防水はIPX8、単3×1、2999円。

・もう一本はLEDLENSER P5(ドイツ製)最大140ルーメンで4時間、11.3cm×2.6cm、77g、IPX4防水、単3×1、7150円。

 

・ThruNite Archer 1A V3は点灯ボタン以外にボディー横のボタンで明るさ調節を4段階に切り替えられます。長らく前モデルの1A V2を使用していましたが、明るさ調節が簡単になり、スリムになって10g軽量化され、デザインも良くなりました。

 

・LEDLENSER P5はThruNite Archerよりルーメンは少ないけれど、AFS(アドバンス・フォーカス・システム)というレンズ及び反射リフレクターの特許があり、拡散とスポットが無段階で切り替えられます。持続時間も長いです。

 

・単3電池で駆動するポケット・フラッシュライトのスタンダードはどっちか。スポットで遠くを照らせるレッドレンザーが実用的ですが、ダイナミックなデザインのスルーナイトが3000円弱というのは大きい。これがなんといっても中国製の優位な点で、欧米や日本が敵わない点です。

次号3月8日月曜日

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