カテゴリ:エレクトロニクス ミュージック メディア
希少アナログ音源をデジタル保存
・倉庫を整理していたら、1983年に録った開高健さんのインタビューテープが出てきました。カセットプレーヤーを引っ張り出して聴くのも面倒なのでデジタル化して、iPhoneに入れることにしました。古いアナログ音源は、とくに高音質で録る必要がないので、カセットテープからUSBへ出力するデッキを使います。
・マグレックスのカセットテープMP3変換デッキCA-01。ずいぶん前に買ったものですが、いまでも5000円ぐらいで手に入ります。カセットテープを入れ、USBメモリーをさしこんで直接デジタル録音できます。
・レコードも珍しいものを見つけました。「南の夜 ウクレレは唄う」という、日本の黎明期ウクレレ界のレジェンド、灰田有紀彦氏の1962年発売のウクレレソロアルバム(ビクター)です。ワラの中のターキー、小さな竹の橋、アロハ・オエなどを、シンフォニックソロ、ピッキングソロで弾く方法がジャケットに書いてあります。
・「ウクレレが立派なソロ楽器であることを知っているのは、いまのところ極く一部の方だけと言っても、決して、過言ではありません」とあります。最近のウクレレのソロ弾きを聞いたらなんというでしょうか。これでマウイチャイムスをコピーしたのを思い出しました。これもデジタル化します。
・他はナターシャ・セブンのカーターファミリー・アルバム『陽気に行こう」と、その昔、唱歌・童謡の曲解説を書いた「郷愁の日本のメロディ」。
・優れたDJ機器で知られた国産のベスタクス製レコードプレーヤーです。一度潰れたのですが、創業者が再建したそうです。Vestax Handy Trax USB。小さなスピーカーが付いていて、どこでもレコードが聴ける、電池でも駆動するいわゆるポータブル・レコードプレーヤー。USBポートが付いていて直接デジタル化できます。
・33 1/3、45、78回転と全てのレコードが再生できます。これもウェブで手に入ります。17000円ぐらい。写真は旧モデルでUSBポートがないのですが、この場合はUSBオーディオ変換アダプターを使ってパソコンにつないでデジタル化できます。つまりこのアダプターを使うとレコードプレーヤーならなんでもデジタル化ができます。
次号4月26日月曜日
by 2021.04.23