クールシニアのウェブマガジン

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クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:エレクトロニクス ミュージック 

ウクレレの原音再生するシステム

・少しコロナの先が見えてきました。ウクレレを人前で演奏する日が近づいています。また、楽器をやってみたいという人が増えていて、ウクレレが人気だそうです。

 

・ナイロン弦で弾きやすく、持ち運びが楽で、1本でなんでも弾けます。欠点は他の弦楽器に比べて音量が小さいこと。誕生会や小パーティーでも、生音では人のざわめき、会話に埋没します。

・アンプが欲しくなりますが、ウクレレの場合、原音を再生するのがなかなか難しいです。マイクで拾ってアンプで増幅するのがベストなのですが、ハウリングが起こりやすく、小さな楽器なのでマイク前にジッとさせておくのも困難。

 

・で、ピエゾというピックアップをウクレレに付けるのが普通なのですが、プリアンプというものが必要になります。さらにウクレレの場合、わずかにリバーブ(残響音)エフェクターがあると音にツヤが出ます。ウクレレ向きのピエゾピックアップ、プリアンプ、リバーブ・エフェクターというセットの適切な選択が大切です。ウクレレの音にこだわり、試行錯誤してン十年の結論です。

 

・辿り着いたのは、ピエゾピックアップ2個の直貼り(両面テープを不使用)、プリアンプはHIGHLANDER Pro Acoustic Mix DI、リバーブ・エフェクターはOneControl Prussian Blue Reverbのセット。中でも重要なのはプリアンプで、HIGHLANDERのこれは2チャンネル入力、イコライザーで細かな調整が可能で、エフェクターも接続でき、しかも9V駆動で最高なのですが(一時10万近くした)、生産終了しています(写真)。

 

・そこで最近使っているのが英国で人気のオーディオ・ミュージックブランドのHEADWAYのEDM-1(右)というプリアンプ。手の平に納まるほどコンパクトで、細かな調整不要で原音に近づきます。欠点はエフェクターの入出力ジャックがなかったことですが、改良版が出ました(左)。

 

・EDM-1 H.Eがそれで、ちょっと大きくなりましたが、エフェクターのセンド&リターンの入出力ジャックが付きました。このためY字ケーブルが必要になりますが、EBSのフラットケーブルで接続しました。1.超コンパクト  2.バッテリー駆動  3.ミュートボタン  4.エフェクター接続 5.D.I.カノンアウト可‥‥と、ベストです。

 

・これ、ウクレレ以外にギター、マンドリン、バイオリン、ウッドベースなどアコースティック楽器すべてで使えます。なお、ギターのヘッダウェイとは関係ありません。EDM-1 H.E 78mm×100mm×30mm 280g 27500円。EBSのY字ケーブルICY-30(写真上)はサウンドハウスで1180円。

https://hookup.co.jp/products/headway/edm-1he

英国サイト

https://www.headwaymusicaudio.com/product/edm1-h-e/

次号2月28日月曜日

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