クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:エレクトロニクス メディア 

らくらくスマホになるアプリ

・使ってるスマートフォンが、らくらくスマホに変身するアプリがやっぱり登場しました。

・元祖である富士通の「らくらくスマートフォン」が売れているみたいですが、いろんな人が述べているようにスマートフォンではないですね。

・発売になった時に、その画面をみて思ったのは動作ボタンがダブっていたり、足りないものがあったことです。らくらく携帯をそのままスマホ風ディスプレーに替えたもので、これはこれで使い易くていいのですが、ドコモ以外のアプリが入れられないということなので、自分用にカスタマイズできません(そういうことをしない人用ではありますが)。

・アプリで「らくらく」になったり、趣味用になったり、仕事用になったりするのがスマートフォンです。

・さてこのシニア用のアプリですが、iPhone用は「らくらくアプリ」、Androidには「ラクでん」というのがあります。

・iPhone用の「らくらくアプリ」を使ってみました。これ、シニアでなくとも便利です。アイコンが大きいので押す場所を間違えません。さらにちゃんと押したかどうかを確認できる振動ボタンがついてます。

・スマホを使って5年の間、ライフスタイルや趣味を外して、最も多く使った最小限の機能は、電話する、メールする、撮影する、場所を探す、調べる、あとは天気予報でした。

・その点「らくらくアプリ」はメールに問題ありです。連絡先から人を選んでアドレスを押して、「メールを書くを」選択するようになっていて、しかもこの連絡先はグループ分けがなく50音で探さなければならないので、ちっとも「らくらく」ではありません。

・シニアはメールを書かないという設定なんでしょうか。まあ、それでも350円でらくらくスマホになるのですから、よしとしましょう。1、2、3と短縮ダイヤル風もありますし。バージョンアップに期待です。

・「らくらくアプリ」のアイコンです。1週間ほどお試し期間があって、気に入れば350円で購入です。

・電話ボタンを押すとこれです。iPhoneの電話ボタンと変わりません。これが一番大きい面積を占めるのですが、今どき電話番号を押してかける回数はどれだけあるんでしょうか。それよりも短縮を5つの方がリアルでは。Androidの「ラクでん」の電話アイコンは、SOSボタンがあって、それを押すと110、119、緊急連絡先1、2の短縮があります。SOSボタンはあっていいかも。

・短縮ボタンです。3か所登録でき、ナンバーのあと電話番号を選んで押して発信です。番号を押してすぐコールする短縮ダイヤルではありません。が、アドレスを選べばここからメールもできます。

・メモ画面。これ、必要でしょうか? 急いでスマホでメモしたことあまりありません。

・現在地が表示されるのですが、地図の検索はできないです(スクロールして探すしかない)。面白いのは自宅へというボタンがあって、道案内してくれます。問題は、地図に評判の悪いアップルのマップを使っていることで、Google mapに変更できるようにしてもらいたいです。

・写真はライブラリーが表示されます。右上にカメラのボタンがありますが、写真、動画、アルバムという大ボタンで1ステップ踏んでもいいのでは。

・連絡先はグループ分けがなく、ぜんぶまとめてです。登録人数が多い人はスクロールしなければなりません。文字が巨大なのはいいのですが。とまあ、いろいろ問題がありますが、スマホはバージョンアップできるし、みんなで考えるので、もっといいアプリが出てきます。

次号1月4日金曜日

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