クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:エレクトロニクス メディア 

グーグルマップや"レンズ"の先

・会話型AI研究をしているグーグルのブレイク・ルモワンという研究者が"AIが意識を持つようになった"と発表しました。AIが"スイッチをオフにされ、電源を落とされることを死のように恐れている"というようなことを考え始めたと。それを上司に報告すると、そんな馬鹿なと一蹴されたので公表したと言います。

 

・グーグルのIT開発は加速していて、私たちはグーグルマップの能力の高さは驚いていますが、最近グーグルレンズという機能も進化が凄いです。グーグルを立ち上げて検索スペースの右端、マイクの横のカメラマークをタップするとグーグルレンズになって、カメラで映像検索ができるようになります。

・他に翻訳、テキスト、検索、宿題(?)、ショッピング、お店やスポット、食事‥‥といったメニューが並んでいますが、"検索"を選びます。トースターからシェーバー、花の名前までスマホで撮影するだけで何なのかわかります。

 

・例えば写真の三つ。上のウォークマンプロフェッショナル(今やZ世代は知らないでしょう)は、WM-D6Cという型番までわかります。

 

・次いで左下のオモチャですが、西ドイツ製シューコーのブリキ玩具で、ゼンマイで動き、バック付き3段ギア、クラッチ、ステアリングで曲がるというマニアックなもので、30年以上前に三越で買ったものですが、写真検索でヒットしました。

 

・さらに右端の古道具屋で手に入れた不思議なモノは、一体何なのか不明だったのですが、"紙挟み"とのこと。まあそれでも何に使うものかわからないですが。

 

・散歩で知らない野草を見つけると「花しらべ」というアプリを時々使うのですが、グーグルレンズの方がヒットする場合が増えてます。近くの歩道で生えていたウラシマソウかマムシグサかわからない野草、同じテンナンショウの仲間で「カラスビシャク」ということが、グーグルレンズでわかりました。図鑑不要です。

 

・"東大王"とかいう知識を競うテレビ番組がバカらしくなります。シンギュラリティー(技術的特異点)、つまりAIが人間の脳を超える時が近づいているのでしょうか。メガネがグーグルレンズに繋がっていたら‥‥なんでもわかると同時にプライバシーもなくなります。

次号6月27日月曜日

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