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サングラスは偏光レンズに限ります
この夏のように日差しが強いと、紫外線から守るためにサングラスが必要です。ただ、シニアの場合は色や濃い薄いで選ぶのは間違いです。紫外線だけでなく光の反射から目を保護するためのポラライズド、つまり偏光レンズが必要です。
車のボンネット、サイドミラーの反射、ダッシュボードのフロントガラスへの映り込み、ビルの壁面ガラスの照り返しやギラつく水面、さらにグリーン芝目の乱反射、などなどの雑光が、気がつかないうちに目を疲労させています。
偏光レンズの効能はそれだけではなく、視界がクリアになり、夕暮れや曇りの日も視認性がよくなります。
このためにはレンズの選び方が必要になりますが、それに応えてくれるレンズメーカーは国産の「タレックス」になります。大阪にある偏光レンズの専門メーカーで15年以上使っていますがピカイチです。
ヴァリエーションはパソコンなどのインドア用を除くと14種と豊富ですが、自然のままで色が変わらない「ナチュラル」、シャープでエッジが立つ「コントラスト」、明るく鮮明な「ブライト」の三系統から、ゴルフ、ドライブ、釣りなど目的に合わせてその割合を変えて選べます。写真一番上がコントラスト・グループのラスターブラウン、下二つがブライト系のイーズグリーン。最近、ラインナップに夜間のドライビング用のモアイシリーズが加わりました。ちょっと試してみたいレンズです。雨の夜、濡れたフロントガラスの乱反射ってシニアの強敵ですから。
http://www.talex.co.jp/product/lenscolor.html
ほかの偏光レンズと際立つ違いといえば、明るくても偏光が効いてくれることです。長年使い続けているのはブライト系の「イーズグリーン」(写真下)という光線透過率40%(サングラス越しに目が確認できるほど)の明るい偏光レンズで、黄色が入った薄いグリーンなので朝夕や曇り時の車の運転が楽ですし、暗い谷での釣りでも水面がよく見えます(ピーカンの快晴では上のラスターブラウンを使いますが)。レンズはガラス製もありますがやはりメインは強化プラスティック。最近では度付き、多焦点、調光となんでもあります。特約店も多くなってきたのでかつてのように手に入りづらいということはなくなりました。ただしそれなりの価格、多焦点レンズで4万円ほどします。できないことは一つ、フィルムのサンドイッチ構造のため細いワイヤーフレームには入れられません。あのチタンフレームで名高いデンマーク製の「リンドバーグ」は使えませんでした(超軽量になるのですが)。なお、偏光レンズのサングラスは液晶ディスプレーが黒変するので、デジタルカメラは使いにくいです。
by 2012.08.31