クールシニアのウェブマガジン

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クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:ファッション 日用品 

まだ高価ですが画期的な偏光サングラスが登場

・海や山のような紫外線の強いところでは99%UVカットのサングラスは必須です。しかしもう一つ、偏光レンズであることが重要です。街中ではビルガラスの乱反射、ドライブではダッシュボードの映り込みや対向車の反射、海や川では水面のギラつきなどが知らない間に目を痛めています。でもポラライズド(偏光)のレンズを使えば、目の疲れが劇的に軽減されます。

・偏光といえば、No.1はタレックスのレンズです。偏光を専門に長年開発製造してきた国産メーカー。明るいのに偏光がよく効き、目的別ヴァリエーション(19種類)の多さは他を圧倒します。15年以上使っていますが、一年中日中は手放せません。

・ただし、偏光レンズは、偏光フィルムをレンズでサンドウイッチする構造のためにフレームを選びます。チタン製の軽量ワイアーフレームが使えないためにウルトラライトになりません。これが唯一の欠点です。

・ところが、HOYAがコーティング方式というまったく新しい偏光レンズ「ポラテック」を新発売しました。これならフィルムの剥離もなく、なにより薄くなりどんなフレームでも構いません。

・そこで丈夫で超軽量と評判のデンマーク製「リンドバーグ」のチタンフレームに入れたところ、なんと全重量9gに仕上がりました。懸けていることを忘れるくらいです。あとは耐久性ですが、こればかりは1年ぐらい経たないとわかりません。春から2か月ほど、汚れを拭いたり雨の中で使ったりしましたが、今のところ問題はありません。

・ナイロンでレンズを吊るチタンフレームのタレックス・レンズとくらべると薄さがわかります(写真下・重さは12.6g)。サングラスは真夏に使うことが多いのですが、とにかく軽いので汗でずり落ちません。新技術のためかまだ高価で、遠近両用偏光レンズで72450円。真野眼鏡(0422-57-7066)。

・透過率31%のフォレストというHOYAポラテック(上)とタレックスのイーズグリーン(下・透過率40%。ここまで明るいタイプはまだHOYAにはありません)。今後の課題はヴァリエーション(現在9種類)と、価格がこなれてくることです。

HOYAポラテック→

http://www.vc.hoya.co.jp/lens/product/polatech.html

次号8月12日月曜日

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