・年を重ねると、ほんのわずかな段差につまずくようになります。家の中でも、ちょっとめくれた絨毯に引っかかるようになったら要注意です。これが後期高齢者だと骨折につながります。

・運動能力の低下が原因でなくても、つまずいて転倒する事故を減らすために開発された靴下があります。広島大学大学院と、介護用品の総合ショップ・コーポレーション・パールスターが共同開発した転倒防止靴下「天使の足音」がそれです。

・この靴下を履くと、つま先がわずかに持ち上がります。不思議なことに歩行が楽になる感じです。20から50代の看護師、妊婦、立ち仕事関係者220人にはかせたところ、ペタペタ歩かなくなり、つまずきが減り、さらに姿勢が良くなったということです。

・数か所にゴムが入っていて靴下としてはちょっと履きにくいのですが、確かにつま先が少し上がります。といって締め付けが気になることもなく、普通に歩けます。若いときは自然と上がっているのが、だんだん下がってくるのかもしれません。靴を履いていても効果があるということなので、つまずきが気になる人はこれを使って早めにトレーニングしておくといいかもしれません。

・下は裏返したもので白い部分がミソ。足指のそばのこのゴム部が指を引っ張って持ち上げます。またふくらはぎをやんわり締め付けて、歩きやすくします。蒸れにくく防臭効果もあるとのこと。サイズは22〜28までで、色は白と黒の２色のみ(汚れの目立たないグレーが欲しいです)。3150円。

http://kutsushita.co.jp/products/detail.php?product_id=23

次号2014年1月3日金曜日