クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:ファッション 季節 野遊び 

新ジャンル、プレミアム・アウトドアウェア

・アウトドアウェアはすっかりタウンウェアになりました。山用だったダウンは今や街着です。そんなこともあってアウトドアブランドがシティーセンスのちょっと高級なラインを展開しています。

・その走りはカナダのプレミアムブランドのアークテリクスで、他と一線を画して高価です。あの始祖鳥マークのデイパックやらパーカを街でよく見かけます。これに刺激を受けたのか他の老舗アウトドアブランドでもプレミアムラインを始めました。

・ノースフェイスはブルーレーベル(BEAMSとコラボもしています)、コロンビアスポーツはブラックレーベル、そしてコロンビアグループのマウンテンハードウェアは、トゥモローランドで販売しています(MHWと大きくロゴが入っているので、イギリスのアパレルブランドのマーガレットハウエルと間違える人がいるそうです)

・さらにソニーグループのライトアップは山靴で知られるキャラヴァンとコラボしたダウンコートを扱っています。いずれもアウトドアらしくないプレミアム路線で、アパレルとコラボレーションする理由はその辺にあるのでしょう。

・一方アパレルも、アウトドア機能を取り入れたダウンやコートを始めました。こっちが実はがタウンユースとしては魅力的です。アウトドアっぽく見えないけれど機能的。ダウンコートなどは軽く暖かく、スーツやジャケットに羽織っても違和感はありません。まさにシニア向けです。

・イタリア製のTHIN DOWNという薄いダウンを使ったコートがSCOTCH HOUSEやユナイテッドアローズから出ていて、昔からある冬の定番トレンチコートより、圧倒的に軽くそして暖かいです。

SCOTCH HOUSETHIN DOWNコート。43000円とアウトドアのプレミアムライン並みかやや安価。アウトドアブランドのプレミアムラインは、シティーセンスがイマイチ。この点、コム・デ・ギャルソンがゴアテックスのジャケットを作ったように、アパレルがアウトドア素材を使って洒落たものをもっと作って欲しいです。

次号128日金曜日

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