カテゴリ:ファッション 日用品
中流、あるいは中途半端の退場
・インフルエンザが流行り始めているとかで、そろそろマスクの季節です。最近は花粉どころかウィルスをシャットアウトするマスクもあり、価格も上昇中。フィギュアスケートの羽生結弦選手のマスクは1万円強するそうです。
・となると、使い捨てというわけにはいかず、何度も使うことになりますが、開けた袋に戻すのもなんか嫌だなと感じていたのですが、マスク専用のバッグが登場しました。
・珪藻土系の不織布を使った袋、そこに珪藻土粒の内袋が入っていて、抗菌、吸湿、脱臭というわけです。これを作ったのはsoilソイルという石川県金沢の企業ですが、あの珪藻土のバスマットを作った会社です。
・ここのバスマットは性能もデザインも作りも一級品ですが、ニトリやイオンで激安品がドッと売り出されました。似たようなサイズで比べるとsoilが5000円に対して廉価版は1000円台です。
・この高級と激安という構図は、今の日本を象徴しています。この間、オンワードが240億の赤字になり、3000店舗のうち数百店を閉めるというニュースがありました。
・オンワードとかダーバン、ワールドといったいわゆるデパートブランドは、中価格帯のファッションメーカーで、これが苦戦を強いられています。
・高級ブランドとファストファッションが生き残って、中クラスが姿を消す・・・今、日本から中流が退場しようとしています。
・soilマスクケース(内袋を出したところ) 12×19×1cm 3000円+税。一般サイズのマスクが7枚ほど収納できるそうです。
http://h-concept.jp/fs/hshop/JIS-L407
次号10月21日月曜日
by 2019.10.18