クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:ファッション 

クールなシニアの重ね着術1

・冬、本番です。この季節、温度調節の苦手なシニアは、上手な重ね着が必要です。というのは暑い寒いに耐性がなくなるからで、こまめに衣服で温度を調節しなければなりません。暑くて汗をかいてしまうと、あとで冷えて風邪の原因になります。

・ウインドブレーカー、あるいはウインドジャケットと呼ばれるアウトドア用のべんりなアウターがあります。その昔、記憶によれば釣り道具を扱うティムコがフォックスファイア・ブランドで売り出したウインドブレーカーが最初だったと思います。

・軽く薄いリップストップ・ナイロンを使用したもので、手の平に収まるコンパクトさが特長でした。

・あれから約30年、今やハイカーやランナー、サイクリストには定番アイテムで、ポケットやバッグに持ち歩いて必要な時に使うようになりました。

・実はこのウインドジャケットは、重ね着のアイテムとして優等生で、一年中使えます。夏はTシャツや半袖、春夏は長袖、冬はフリースやダウンと組み合わせて使えます。暑ければ脱いで小さくたたんでバッグに入れられ、かんたんです。

・「アスリートでもないので派手なのはちょっと」という人には、モンベル、コロンビアスポーツ、ノースフェイスというブランドの中にシンプルなものがあります。

・おすすめはアークテリクスという割と新しいカナダのアウトドアブランドで、素材もリップストップ・ナイロンではないし、スリムなシルエットは大人のタウンユースにぴったりです。

・1989年創業のアークテリクス社の「セレリス・ジャケット」はトレッキング用ですが、街着にピッタリ。ルミナーラという伸縮性のあるナイロン100%ストレッチ素材は撥水性もあってちょっとした雨にも耐えられます。

・強い風や雨のときには風を通すフリースやダウンの上からかぶります。ジッパーやボタンで全開できる重ね着は温度調節が細かくできます。

・エリの立ち上がりが5センチと少しと短めなので、首回りがすっきりします。前のジッパーはウインドフラップ付き。特徴的なロゴマークは始祖鳥がモチーフで、社名にもなっています。5色あって18900円と高めですが、それだけのことはあります。

http://www.sunwest.biz/arcteryx/2/mens/traverse/CELERISJACKET.html

・ウインドジャケットは、夏はTシャツの上に(左モンベル製)、春・秋は長袖シャツ(コロンビアスポーツ製)と組み合わせて使います。ただカラフルな2トーンであったり、フードがついていたりとスポーツ・ブランドはシンプルなものがあまりありません。

・トートバッグやショルダーバッグに入れて持ち歩ける大きさと軽さ(アークテリクスで121g)。このコンパクトさがウルトラライトなウインドジャケットの利点。左のモンベルはスタッフバッグに入れますが、他は内側のポケットに詰めこめます。

次号11月26日月曜日

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