・アウトドア用の折りたたみナイフを一本選べと言われたら、迷うことなくオピネルです。料理を始め、ロープを切ったり箸を作ったり、もう40年以上使っています。

・両刃なので研ぐのも簡単なうえ、ロックが付いていて、木のグリップは手に馴染みます。欠点は濡れて湿ると開閉が硬くなること、それに錆びです。

・この1890年フランスで創業の、世界で最も売れているナイフとも言われるオピネルの料理用セットがあります。折りたたみ式ピーラー、No.10のコルクスクリューナイフ、No.12波型ブレードナイフの3本にカッティングボードとふきんがセットになったノマド・キッチンキット。

・EUとの貿易協定EPAが発効しチーズやワインが安くなりますが、このノマドを使えば、チーズを切り、ワインを開け、硬い皮のバゲットをギザ刃で削いで、フレンチピクニックがアウトドアで楽しめます。

・Nomad Cooking Kit 9500円＋税。ブレードはすべてステンレスなので錆びも心配なし。ピーラーも折りたたみ式なので子供のうっかり事故も防げます。アウトドアショップやウエブ通販で手に入ります。

・速乾性のマイクロファイバークロスにナイフ収納ホルダーが付いています。

・クロスで収納するとこういう感じ。

・No.12の新旧。40年以上使用しているものに比べてやや細身に。ステンレス刃は錆びなくていいのですが、使い込んだエイジングカラーは出ません。波型ブレードはリンゴなどの皮むきにも滑らず使いやすい。

・フランスのもう一つの名品、ロシニョールの羊飼いナイフもコルクスクリューが付いてますが、オピネルの方が使いやすいし、安価。

次号2月4日月曜日