カテゴリ:フード&ドリンク
スコ系なる辛味調味料が増殖中
・アントニオ猪木さんが亡くなりましたが、思い出すことの一つにタバスコの輸入販売があります。アントン・トレーディングです。ビジネスとしては成功しなかったのですが、意外な組み合わせで記憶に残っています。
・タバスコは、メキシコ・タバスコ州のトウガラシ品種を使っていますが、アメリカのルイジアナ州エイブリー島にあるマルキへニー社の製品です。ビンの形は香水入れを流用したといいます。
・日本ではいろんなところが入れていますが、多く販売しているのは群馬の正田醤油だそうです。発酵食品つながりで業務提携しているというのですが、この正田醤油が販売している「ホット辛口ケチャップ」というタバスコ入りのケチャップをずっと愛用しています。オムライスやスパゲッティー・ミートソースなどなんでも使えますが、一番はフライドポテトです。
・これ、どこでも売ってないのが難点で、通販でも買えるのですが、群馬県のアンテナショップ「群馬ちゃん家」が銀座7丁目にあり、そこで買えます(必ずあるわけではありません)。
https://www.shoda.co.jp/product/katei/628
・で、この間寄った時に、同じ群馬県の醤油メーカー・岡直三郎商店が作る「SHOUYUSCO しょうゆすこ」なる辛味調味料があったので手に入れました(486円)。バルサミコ酢、ハラペーニョ、ワイン、そして醤油がベース。バルサミコの酸っぱさにトウガラシの辛味、醤油のコクが混ざった辛味調味料で、なかなかいいです。和洋どちらにも合いますが、鳥のから揚げや餃子で味を変えたい時に垂らすと効果的です。
・これ以外にもスコ系なる香水ビンを使った辛味調味料はたくさんあります。なんでも始まりは「ユズスコ」だそうで、今ではレモスコ、ショウガスコ、カボスコ、オニスコ(スダチ)、ソースコ(ウスターソース)などなどたくさんあります。スは酢、コはコショウ(九州地方ではトウガラシをコショウというので。柚子胡椒で誤解している人が多い)のコだというのですが、まあ、ビンも含めてタバスコのスコでしょう。
・この中で、個人的感想ですが、一番リピートしているのは「レモスコ」です。また最近はタバスコに替わって、マリーシャープスのハバネロソース(中辛)を使うことが多くなりました。ピザや肉料理で辛味がちょい欲しい時には、野菜の旨味が入っているのでコクがあります。
次号10月17日月曜日
by 2022.10.14