・この季節、三浦半島や湘南海岸を車で走っていると路端でレモン色のミカンを売っています。温州みかんが終わって晩春に出回る「湘南ゴールド」という品種です。

・スーパーに出回るようなモノではなく、神奈川県が12年かけて品種改良した地域限定柑橘だとか。黄金柑（ゴールデンオレンジ）と温州みかんを掛け合わせたハイブリッドで、形はみかんでレモンのようなイエロー、レモンとオレンジの混ざったような香りで、酸っぱさは少なく爽やかな甘味。小さいのは親の黄金柑（直径3cm程度）、大きさを改良した湘南ゴールドは4～5cmとこれも小ぶりのみかんぐらいです。皮は剥きにくいので、切って食べます。

https://anshindo-d.com/c/shop_category/shop_fruits/shop_fruits_kankitu/shop_yagishitanouen/628

・同じように限定で希少な柑橘の「レモネード」という食べられるレモンが一部の店に出ています。これはニュージーランドで生まれたレモンの変異種で、見た目も香りもレモンで、酸味が少なくそのまま食べられます。

・これも静岡の西浦地区限定とかで、栽培業者は数軒といいます。そのまま食べられますが、湘南ゴールドと同じで剥きにくい。レモンのような酸味がなく甘いので、刻んでサラダにトッピングするという使い方がベストです。バカなもので、＂限定・希少・話題＂というと手を出してしまいます。

https://sanyo-aq.com/agricultural/221

・左が湘南ゴールド、右がレモネード。値段は1個100円弱でやや高い。

次号 4月14日金曜日