カテゴリ:フード&ドリンク 日用品
セレクトショップについて考える
・面白セレクトショップの走りと言える「ビレッジヴァンガード」が赤字決算というニュースがありました。BE-PAL時代に、ビレヴァン創業の地・名古屋に菊池さん(現会長)を訪ねたことがあります。雑誌「BE-PAL」の周りに掲載商品を並べての"物販"が話題になっていたからです。
・赤字の原因は、地方のショッピングモールには"サブカル好き若者が来ない"、株式上場で売上拡大を求められ"一般ウケ商品の増加"などなど言われていますが、多店舗展開でサブカル好き店長の払底が大きいのではと思われます。
・セレクトショップは多店舗展開したら"セレクト"じゃなくなり"コンセプト"ショップになります。東京で成功しているセレクトショップ→ウルトラライト専門店「ハイカーズデポ 」三鷹、レトロ文具「中村文具店」武蔵小金井、博物インテリア「ウサギノネドコ」谷中と京都、などたくさんありますが、いずれも店主の目が細部まで行き届くからこその人気です。
・最近ポタリングで見つけたのは「だいどこ道具ツチキリ」。住宅を改造した町から離れた小さな店ですが、店主の土切敬子さんが実際に使って気に入ったものを並べているという品揃えはセンスがいいです。写真の上→南信州中川村の家具工房製パスタトング(3850円)、中→ティーバッグトング(385円、ティーバッグや出汁袋を絞り切る)、下→薬味トング(528円)。
・食卓で使う道具は先が浮くものがありがたい。ウルトラトング18cm(写真中央)もツチキリ扱い(704円)。刃の浮くテーブルナイフは日用品セレクトショップ「コンセント」扱いのh-tagテーブルナイフ(3300円)。
https://koncent.jp/view/item/000000001788
次号5月3日金曜日
by 2024.04.29