カテゴリ:フード&ドリンク 季節 野遊び
秋の楽しみ、天然キノコの買い出し
・毎年、秋になると雑キノコを買いに八ヶ岳や富士山周辺のキノコ販売店に出かけます。山菜と違ってキノコは個体差が大きく自分で雑キノコを採取するのは危険です。
・松茸やホンシメジは別にして、雑キノコは味覚的には椎茸やエリンギなど栽培キノコの良さを再確認することになるのですが、野性的な味や香りをちょっぴり味わうのが目的です。
・いつもは富士山裾野の店に行くのですが、今年は甲州側の御坂みちに行きました。中央高速の一宮御坂ICから国道137号(御坂みち)を河口湖に向かい、藤野木地区道路左側に、この道32年とかの雨宮さんのキノコ販売店があります。多いときは30種以上が並ぶというのですが、今年は近年まれにみる不作とかで、手に入れたのはハナイグチ、クリタケ、ダルマタケ(ムレオオフウセンタケ)。
・帰りは新道を通らず旧道に入って曲がりくねった道を登り、トンネルを抜けてすぐの天下茶屋で、名物のほうとう(この時は天然ナメコ入りも選べました)を食べて帰るコースがおすすめです。
・通称、御坂みちと呼ばれる国道沿いにある雨宮さんの天然キノコ販売店。目立たないので通り過ぎてしまいます。
・雑キノコの定番・クリタケ。
・味はさておき、見た目がキノコらしいムレオオフウセンタケ。
・すらり並んでいますが、今年は不作といいます。
・御坂みちの旧道を行きトンネルを抜けた御坂峠にある天下茶屋。太宰治や井伏鱒二ら文人が逗留したことで知られます。ほうとうが名物。
・2階は太宰治記念館になっていて、彼が使った机や火鉢があります。
・御坂峠からの富士山。太宰が「富士には月見草がよく似合ふ」と書いた風景はこれでしょうか。この斜面に月見草によく似たオオマツヨイグサ(月見草とちがい日中咲く)を見たのではないでしょうか。
・クリタケの炊き込みご飯、ヌレオオフウセンタケのホイル焼き、イグチの味噌汁。歯ごたえと土臭さなど野性的風味を楽しみます。
次号10月24日金曜日
by 2014.10.20