カテゴリ:フード&ドリンク
大手も作り始めた低アルコールのレモンビール
・ビール系飲料も多様化が始まっているようです。ビール全体が10年連続で売上が落ちているためかもしれませんが、低価格ビール(発泡酒や第3のビール)だけではなく、ちょっと高いプレミアム、個性的なクラフトビールなどに各社、手を広げ始めました。
・さらに人気のビアカクテル「パナシェ」のような、ライト系も登場しました。ビールにレモンスカッシュやオレンジジュースを1:1で混ぜたものですが、ローアルコールで手軽に飲めて、昼のビールといわれます。
・最近売り出されたキリンのフレビア レモン&ホップ(アルコール度数3%)がそれです。3月にサントリーから発売されるレモン風味のラドラー(度数4%)も同じカテゴリーです。この手は日本ビール醸造のレモンビール(度数4%、最近はスーパーでもみかけます)やベアレンラドラー(度数2.5%、夏限定)など、小規模メーカー製だったのですが、大手も参入です。
・低アルコールの柑橘系ビールは、女性やビール離れしている若者向けといいますが、飲みやすく、アルコールに強くない人間には嬉しい食事時の飲料です。烏龍茶やジンジャーエールばかりでは飽きてしまいますから。
・中央がキリンのフレビア。甘いのが気になる場合は左の炭酸で割ります。キリンとセブンが共同開発し、セブンイレブンやイトーヨーカ堂で先行発売なのは、サントリーの新社長に、ライバルであるローソンの元社長・新浪氏が就任したからでしょうか。サントリーのラドラーはセブンイレブンで売るのかどうか、興味のあるところです。
・右が日本ビールのレモンビール。こっちは甘くなくパナシェに近いです。アメリカのレシピでライセンス生産しているためかもしれません。アルコール度数4%ですが、炭酸で調節できます。
・なぜかレモン系ビールにはこのウィルキンソン炭酸(よりいいのはレモン炭酸)が合います。なお、これら柑橘系ビールは、日本では税制上ビールとは呼ばれず、発泡酒と言われます。ビアスタイルの発泡酒だそうです、よくわかりません。
次号3月2日月曜日
by 2015.02.27