カテゴリ:フード&ドリンク 季節
今年のアテモヤは出来がいいです
・沖縄にアテモヤという果物があります。ふつう果物屋に置いてないのであまり知られていませんが、何年か前から取り寄せたりし、買ってきて貰ったりしています(台湾ではスーパーで売っているとか)。
・バンレイシ科のチェリモヤ(ペルー、エクアドル原産)とバンレイシ(中南米、西インド諸島原産でお釈迦様の頭に似ているので釈迦頭とも)を掛け合わせたものといいます。バンレイシのブラジル名・アテスのアテとチェリモヤのモヤで、アテモヤになったんだとか。
・ゴツゴツしていますが皮は熟すと柔らかくなり、中は白いクリーム状の果肉で黒い種があります。その味は、今年は出来がいいのか、とにかく甘いです。糖度25以上のブドウやパイナップル、オレンジなどより、酸味がないぶんとびきり甘味を感じます。
・香りはややパイナップル風ですが、エキゾチックな独特の品のいいものです。げんこつ大の大きさで1000円程度と高価ですが、一度は試してみる価値はあります。
・表面が少し黒ずんで柔らかくなるまで追熟してから、冷蔵庫で冷やして二つに割ってスプーンですくって食べます。白く柔らかいから「森のアイスクリーム」というキャッチが付いていますが、ちょっと違います。種周りが特に甘く旨い。今が旬で、冬の果物であるリンゴ、ミカン、イチゴの中ではダントツにスイートであります。沖縄では恩納村が産地になっています。
次号1月18日月曜日
by 2016.01.15