カテゴリ:フード&ドリンク
イタリアの麦茶は深入りで濃厚
・この間メキシコのチームに移ることを発表したサッカーの本田圭佑が、クラウドファンディングのマクアケ(出資を募って目標額を設定しニッチ商品を作るあれです)への出資を決めたそうです。
・さらにこれからの投資先は「AI、IoT、センサー」と語り、先もよく見ています。
・日本は多様化と細分化が進む中で、マーケットはそれに対応していない(だから内需拡大しない)と長年思っていますが、一人に一つの情報、サービス、商品(あるいはヒト、モノ、コト)、つまり1 to 1が実現するのは、多分AIとIoTが普及するのを待たなければなりません。
・そこへ辿り着くまで、ユーザーの好みに応えることができるのは、Webでも実店舗でもスモールカテゴリーのマーケットといわれます。衰退のデパートやスーパーを始め、ややピークを越えた様々な量販店(家電、家具インテリア、ファストファッションといったカテゴリー店から、さらに絞りこんだスモールカテゴリー・マーケットへ、最大化の20世紀から最適化の21世紀です。
・出版界は相変わらずデパートのような大型書店(それでもすべては揃っていない)と、ニッチな専門書店しかありません。ペット、医療、健康・美容、食と料理、さらに文庫や新書だけを(中古も含めて)揃えたカテゴリー型書店が都市ではあっていいのですが。
・雑誌の場合、印刷物のそれは即時性や情報量の少なさで対応できず、メインはWebになります。
・今、キューレーション・メディア(いわゆるまとめサイト、ヤフーニュース、SmartNews、グノシー、ニュースパス、LUCRAなどなど、ほとんどが若者向け、女性向け)が全盛ですが、この先は細分化と多様化へ向かうと思われます。これがWebマガジンといえるものになると思いますが、はたして‥‥。Webを含めた流通改革はこの業界の喫緊の課題です(10年前からですが)。
・その点、見習うべきは食品業界で、もともと好みが細分化しているせいか早くからスモールカテゴリー化が進んでいます。なにしろ世界で1000兆円を超える市場ですから。この「世界のお茶専門店」もその一つです。紅茶、緑茶、烏龍茶はもちろん、マテ茶、ハーブティー、フレーバーティーまで何でも揃っています。
・中でも面白いのはイタリアの麦茶。コーヒーと同じドリップ式で淹れられ、色も味も濃厚な麦茶です。カフェインレスなので夜にコーヒー替わりで飲まれているとか。
・世界のお茶専門店「LUPICIA」のORZOオルヅォ。イタリア産古代種の大麦使用。プレーン(50g472円)とチョコレート風味やストロベリー風味(620円)もあります。深炒りのせいかコーヒーと同じドリップ式で淹れることができます。
by 2017.08.11