・20歳から60歳までの飲酒可能人口は8000万人。日常飲む人は2000万人。で、4000万人は何らかの理由でアルコール飲料を飲まないそうです（アサヒビール調べ）。

・この層を開拓しようというのが微アルコールという新ジャンルで、アサヒの新製品BEERY(ビアリイ)がそれ。アルコール0.5%で、よほど敏感な人でないとわからないくらいですが、今までのノンアルコール・ビールとたしかに違います。

・1％未満はノンアルコールになるというので、同じカテゴリーですが、100％ビール由来（醸造法）でアルコールだけを抜く作り方だといいます。そのためかノンアルビール350mlが117円ぐらいに対して約190円と高いです。

・ソフトドリンク派は宴会や食事会で、ジンジャーエール、ウーロン茶や炭酸水、最近ではノンアルコールビールで付き合ってきたのですが、その代わりになるかもしれません。

・ただ酒飲みには物足りないので、ターゲットであるアルコール弱者がどのくらいいるのかにかかっています（実はけっこう隠れ微アルコール派がいるのではと思うのですが）。ただ、こういう商品って飲料メーカーは我慢強くなく、すぐ市場から消えることが多いです。

・0.9％以下というオーストラリアのBREWRY(ブローリー）プレミアムラガー、苦味と酸味がやや強く、アサヒのビアリイの方が軽やかでスッキリしています。なお、ともにアルコールが含まれるためノンアルと違い、20歳未満、妊婦、運転する人は飲用しないようにという注意書きがあります。

次号4月9日金曜日