カテゴリ:フード&ドリンク メディア
流行りが短くなっているのはSNSのせい
・音楽から旅や車のことまで、あらゆるジャンルのトレンドが一冊でわかる雑誌があったら便利だろうなと創ったのがDIMEというトレンド雑誌でした(1986年)。流行というのは順番があって、最初に始めた人→それを見て広げるトレンドリーダー→メディアが取り上げ→流行となります。メディアもラジオ、新聞→雑誌→テレビという順で、テレビに出てメジャーになります。
・ところがウェブの登場、SNSの隆盛で事情は変わりました。仲間内で盛り上がり、収束し、表に出てきません。それでも数はそこそこあります、ロックバンドのコンサートをみてわかるように。
・たまにテレビに出ることもあります。「タモリ倶楽部」とか「マツコの知らない世界」とか。そこに登場するものはショップにはまずありません。ネット通販です。例えば「塩レモン鍋」なるものが一部で流行ってますが、ほとんどのスーパーにはありません。マツコの知らない世界で登場した「広島れもん鍋」も同じ。
・とはいえ、トレンドに敏感で情報発信も活発なショップもあります。カルディです。サブタイトルにコーヒーファームと付いているようにコーヒー豆屋だったのに今やセレクト食品スーパーで、店舗が増殖中でいつも混んでいます。
・このSNSで人気の「塩レモン鍋」もカルディにはあります。そういえば、パクチーポテトチップスもここでした。写真のように瀬戸内、広島のレモン商品がたくさんあります。右の「レモスコ」なるタバスコサイズの香辛料は、レモンの酸味に、藻塩の塩味、青唐辛子の辛味でなかなかで、鍋からサラダまで使っています。
・ともあれ、最新流行情報はSNSにあります。雑誌が売れないわけです。
次号1月22日月曜日
by 2018.01.19