カテゴリ:インテリア 野遊び
釣り人の妄想を喚起するオブジェ
・釣り人の欲望の変遷といえば、とにかく一尾に始まり、数多く釣りたい、大物をヒットしたいを経て、やがて"姿を見られればいい"に至り、渓流釣りの場合、最後は"石を愛でる"ようになるとか言われます。
・また"釣りは記憶の川で"という文学的な人、熊が怖くて釣りに行けないという現実的な人‥‥と出かけない釣り人は様々いますが、あの開高健さんがアームチェア・フィッシャーマン(部屋であれこれ空想に耽る釣り師)と表現した人に最適のオブジェがあります。水流を表現したガラスのブロック。
・この水の固まりを眺めていたら、ある夏の情景が浮かび上がります。花崗岩台地を静かに流れる白い砂底の溪、水面で揺れる毛鉤・エルクヘアカディス、ゆっくり上がってくる白っぽい岩魚‥‥。
・スタジオ・リライトという金沢のガラス工房が廃ガラスをリサイクルして水を表現したガラスの作品です。写真のシーブロックは街灯やトンネル内照明灯に使われていた廃ナトリウム灯で造ったエメラルドグリーン。他にリバーブロックのウォーターグリーンは廃蛍光灯、シャドウブルーは廃TVブラウン管という具合。
・腕時計やアクセサリーを置くトレイとして使うと涼しげ。ハーフサイズは縦横10cm厚さ5cm、1.3kg。4070円+税。
RIVER BLOCK リバーブロック
https://relightswy.theshop.jp/items/67180716
SEA BLOCK シーブロック
https://relightswy.theshop.jp/items/67180670
次号7月19日金曜日
by 2024.07.15