・「坐辺師友」と言ったのは北大路魯山人です。「優れたものが身の回りにあると、それから多くのことを学ぶことができる」というような意味らしいのですが、たしかに世の中、スマートフォンから下着まで安いフェークで満ちあふれていて、それに取り囲まれていると、こっちの気持ちも安っぽくなってしまいます。やっぱり「本物」です。

・それとテレビのクイズ番組のように必ず答えがあるものではなく、不思議なもの、無駄なもの、なんだかわからないもの、面白いものの方が刺激があります。アートとはそういうものかもしれません。

・最近気になったものがこれ。名古屋のジュエリー・アーティストが作った白磁のシュガーポットです。飛び出したキリンはスプーンになっていて、使いにくいのですが面白い。5040円。

http://www.proof-of-guild.com/product_new.html

次号12月27日金曜日