カテゴリ:インテリア
部屋に飾るにちょうどいい仏像
・2009年に興福寺の「国宝阿修羅展」が上野の東京国立博物館で開催されて見に行ったのですが、この時は阿修羅像が360度、裏からも見ることができ、その美しさと作りの精緻さに驚きました。
・出口のミュージアムショップに、飾るのにちょうどいいミニチュア阿修羅像(あの海洋堂製)があり、欲しかったのですが、完売売り切れでした。確か3000円弱だったと思います。
・そんな部屋に飾れるような、小型の仏像を集めた専門店が東京・青山にできました。青山通りと裏原宿、表参道に囲まれたセレクトショップが増えている界隈です。手に入れたのは阿修羅像ではなく、少し地味な空也上人像(京都・六波羅蜜寺)ですが、精密に再現されていて存在感があります。
・空也上人像は二つあり、これは京都・六波羅蜜寺のもの。運慶の子、康勝の作で、胸に金鼓、鹿の角杖を持っています(もう一つは愛媛の浄土寺で、共に国宝)。
・素材は石の粉と樹脂を混ぜたポリストーンというもので、プラスチックと違い重量感があります。細部まで細かく作りこまれていて彩色は手作業だそうです。一番手軽なTanaCOCORO(たなこころ)シリーズの空也上人は最も多い18パーツで構成され約18cm、330gで19950 円。ほかに阿修羅、弥勒菩薩、毘沙門天など12種類あります。
・空也上人は念仏を唱えながら歩いたといわれますが、その南・無・阿・弥・陀・仏が六体の阿弥陀像になって口から飛び出したということになっています(この写真が教科書に載っていて記憶にあります)。これもちゃんと再現されています。
by 2014.01.03