カテゴリ:インテリア 日用品 文房具
ファストを見直す時代が来ている
・ロレックスのダイバーズウォッチ・サブマリーナ1953年、ホンダのスーパーカブ1958年、BICのボールペン・オレンジ1961年‥‥それぞれが発売された年で、今なお、ほぼ変わっていません。優れたものは世代を超えて生き続けます。
・昔は包丁、鍋、釜などの台所用品から、バケツや桶の日用品でも、金属や竹・木製で、壊れたら修理して長く使うのが当たり前でした。銅や鉄製品の穴を塞ぐ鋳掛屋という職業があったのですが、今や落語の世界でしか仕事をしていません。
・直しながら使い続けるのと、安価な製品を何回か買い替えていくのと費用は同じとしても、前者の"製造&修理"と雇用が増えることに対して、後者はゴミが出ること。どっちが良いかは明らか。
・いつからかといえば、大量生産大量消費時代に入って消費者の意識が変わってからでしょう。使い捨てカイロ。レンズ付きフィルム、カッターナイフなどが代表ですが、トドメは百均です。
・毎日大量に出るプラスチック、トレー、カバーの過剰包装は、環境学者でなくても心配になります。ゴミ捨ての煩雑さは度を超えています。マイ・ショッピングバッグにマイボトルで計り売りもいいけど、現実的でない気がします。
・宅配デリバリーのシステムにのせてガラスビンで回収とか、リサイクル前提とかの容器など、知恵が必要。買い替えが減れば包装も減りますし。ファストファッション、ファストフード、ファストインテリアなど、"ファスト"を見直す時代が来ているのでは。
・この金属のカード立て、一生モノどころか世代を超えて使えます。壊れたら半田(今の若者には意味不明かも)で直せる。subloのカードホルダー 330円。
次号9月3日金曜日
by 2021.08.30