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45億年の生物進化を利用するバイオミメティクス

・Study nature, not books.( 自然に学べ、本ではなく)と言ったのは、博物学者のルイ・アガシー(スイス生まれ、ハーバード大学教授)ですが、最近特に工業製品で生物の能力利用が増えています。
・例えば、野原でズボンにくっついてくるオナモミとマジックテープ、汚れにくい塗装とカタツムリ、蓮の葉と傘のナノコーティング、トンボの羽を参考にした扇風機、シロアリとエコ住宅などなど。
・こういう生物学と工学がジョイントした学問をバイオミメティクスというそうで、そんな企画展が国立科学博物館で開かれています。博物館とバイオミメティクス「生き物に学び くらしに活かす」。
・多少は知っていましたが、こんなにたくさんあるとは思いませんでした。展示は地味ですが面白いです。6月12日まで(月曜日休館日)。

・フクロウの翼と新幹線のパンタグラフ。

・鯨の胸ヒレと風力発電のプロペラ。

・カジキマグロと競泳用スイムスーツ。

・タコの吸盤とスニーカーの底。

・ハコフグと車の箱型フレーム。

・フナクイムシとトンネル工法。

・カイロウドウケツと光ファイバー。
次号5月9日月曜日
by 2016.05.06