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アクション映画を壊したA IとCG

・アクション大作は映画館で観るに限る‥‥と思っていますが、億劫で少し待ってサブスクで観てしまいます。今年は春の「ミッション インポシブル ファイナルレコニング」、夏の「ジュラシック ワールド 復活の大地」、そしてジョン・ウィックのスピンオフ「バレリーナ」と観ました。
・それぞれトム・クルーズの命懸けアクション、スカーレット・ヨハンソンが走る巨大恐竜の恐怖、派手な立ち回りが売り物の美女殺し屋という、スペクタクル大作です。それらを鑑賞していて、しみじみ思ったのが、映画館や50インチディスプレーにもかかわらず、なんか昔ほどハラハラドキドキしません。
・その理由は"これ、A IやCGだろ"って思ってしまうことでしょう。驚きや恐怖は半減どころか、ハラもドキもしません。昔、ゴルゴ13のさいとう・たかをさんが"映画は飛行機が墜落するだけで観るものを惹きつけられるんや"と言っていたのを思い出します。そのマジックは通用しなくなりました。

・アクションやスペクタクルは"主役からサブへ"です、トム・クルーズが体を張ってスタントしてももう無理。TVシリーズのドラマ作りはそうなっていて、登場人物のキャラ作りとストーリーテリングに力を入れていて、それが答え。
次号1月2日金曜日
by 2025.12.29

