・ChatGPTが騒がれていますが、反応の速さや自然な文章は見事です。ちょっと前、翻訳アプリに驚いたのとよく似ています。ただ、今のところ当たり前のことを当たり前に表現しているだけで、国会答弁や大学のレポートには使えると思いますが‥‥。

・計算力や記憶力、網羅力はとっくに人間を凌いでいるので＂ChatGPTが意外な事を言い出す日＂が来るかもしれません。

・雑誌編集者として情報産業の片隅に居た身として思うのは、情報の価値は＂意外性＂です。当たり前のことや、そうだろうなぁでは商売になりません。

・そんなことを考えていたら、「不快のデザイン展」という＂意外＂なデザインイベントがあったので覗いてきました。キャッチは＂「不快」は私たちの生活をもっと「快」にする＂。

・命を守る不快な音＂緊急地震速報チャイム音＂、誤飲を防ぐ＂苦いおもちゃ＂、いろいろな不快で安全を守る＂踏切の複合的不快設計＂、赤子におむつ離れを促す＂10倍ぬれた感じのパンツ＂、読みにくさで＂記憶力をアップする書体＂、不快な音で動物を遠ざける＂モスキート音＂などなど。

・意外性があってなかなか面白いです。平日なのに入室に制限があって長い列ができていて10分ほど並びました。場所は東京・丸の内のグッドデザイン丸の内。4月23日（日曜日）まで開催。

https://marunouchi.g-mark.org/exhibition.html

次号4月24日月曜日